Reebok 90s House にて、スティーブン・スミス氏、南井正弘氏、本明秀文氏とのトークセッションが 2019年4月4日 に開催


「Reebok(リーボック)」は、1990年代に同社が開発し、スポーツシーンに多大な影響を与えた画期的テクノロジーや、前衛的デザインでファッション業界で注目を集めたモデルが一堂に会した、期間限定ミュージアム「Reebok 90s House」のプレス向け内覧会とレセプションパーティーを2019年4月4日(木)に開催した。

内覧会には、「Reebok」の伝説のデザインチーム「RAC」に、1990年代に所属していたスニーカーデザイナー界の巨匠、「Steven Smith(スティーブン・スミス)」氏が来場し、業界きってのスニーカー博士として名を馳せるフリーライター「南井正弘」氏、「atoms」「CHAPTER」「Kinetics」など複数のスニーカーセレクトショップを展開している「本明秀文」氏とともにトークセッションを行った。

南井氏:伝説のデザインチーム「RAC」とは何ですか?

スティーブン氏:Reebok Advanced Conceptの略で、Reebokトップのポール・ファイヤマンより「今までやったことのない、見たことのない商品の開発」という命を受け、4人の奇抜なメンバーが集まり、新しい商品の開発をスタートしました。

南井氏:インスタポンプフューリーはどんなシューズを作ろうと思ってできたのですか?

スティーブン氏:どんなに奇抜でクールなことができるのかを見せつけたいと思い、いろいろなテクノロジーを全て一つにまとめ、まるでモーターショーなどで見せるコンセプトカーのような『コンセプトシューズ』を作ろう!とスタートしました。
実は、退屈な会議中に思いついてラフスケッチを描いたことから、インスタポンプフューリーは生まれました。

本明氏:25年前にポンプフューリーを初めて見た時、本当にこれ靴なの?と思いました。こんな靴が良くできたなと今でも感動しています。僕の印象ですが、なんとなく、日本文化の下駄に似ているな?と思いました。アメリカより日本での評価が高く、日本人がこのシューズ良いよねってなって、世界で流行して、今があるんじゃないかな。

南井氏:日本でも1年目は売れず、翌年の95年にアイスランドのアーティスト、ビョークが雑誌の表紙で着用してから急激にブレイクしたんだよね。

スティーブン氏:94年のMTVのミュージックアワードをつけたら、エアロスミスのスティーブン・タイラーが自分がデザインした靴を履いて登場してきて、ボストンで生まれ育った僕には、彼はアイドル的存在だったので、衝撃的だったよ。

南井氏:インスタポンプフューリーのクリエーションでチャレンジングだったことは?

スティーブン氏:全てがチャレンジングでしたね。Reebokの社内でも、まるで宇宙人かのように扱われていて、このプロジェクトをやりたくないという声も多く聞きました。ただ、私自身はこのプロダクトを信じていたのでReebok社長のポールに相談しました。そしたら、「俺が命令したと言え」という回答をもらいました(笑)。そこで、少し政治力を使って、反対している人に「ポールが何が何でもやれって言ってるよ」と話して(笑)、やっと賛同してくれたという経緯があります。

「Reebok 90s House」では「Reebok」が生み出し、90年代のスポーツシーンを席巻した、2大テクノロジーにフォーカス。空気の出し入れによってシューズのフィッティングを調整する「ザ・ポンプテクノロジー」と、ソールに内蔵されたエアポッドにより安定性とクッション性を生み出す「ディーエムエックス・ムービング・エア・テクノロジー」、通称「DMX」。

このふたつのテクノロジーの軌跡に加え、ブランドの最もアイコニックなモデルであり、今年誕生25周年を迎えた「INSTAPUMP FURY(インスタポンプフューリー)」の誕生秘話と、これまであまり多くを語られることのなかった「INSTAPUMP FURY」を作り出したスペシャルチーム「RAC(Reebok Advanced Concepts)」について、大公開。

ザ・ポンプテクノロジーを搭載した、NBA史上最強と言われる伝説のセンター「シャキール・オニール」のファースト・シグネチャーモデルや、「RAC」がデザインした未公開のプロトタイプが展示されるなど、貴重な作品が多数登場。

「Reebok CLASSIC」とゆかりが深いアーティスト「Awich×kZm」、そして今回コラボが決定した「WILYWNKA × SIRUP」の楽曲が収録されたレコードを配信に先駆け限定無料配布。レコードカバーにグラフティーアートを施すワークショップもOPEN。さらに、イラストレーター「上岡拓也」氏によるLIVEグラフィティーパフォーマンスも2019年4月5日(金)から実施。

「Reebok 90s House」開催期間中には、「B-SIDE」に隣接された「THINK!」にて、これまでに「Reebok CLASSIC」とコラボレーションをしてきた、「Awich×kZm」の「SECT YEN」と今回コラボレーションが決定した「WILYWNKA×SIRUP」の「STAY feat. SIRUP」の楽曲を収録した7インチ・レコードを限定300枚(1日限定30枚)、無料で配布。(※リーボッククラシック原宿店にてワークショップ参加の整理券を配布・限定配布の為、無くなり次第終了)この限定レコードのカバーにステンシルとスプレーを使用してデザイン行うグラフィティー体験も味わえるワークショップもOPEN。さらに、「THINK!」の外壁にイラストレーター「上岡拓也」氏がLIVEグラフティーパフォーマンスを2019年4月4日(木)〜7日(日)の4日間実施。

Reebok 90s House
開催日  : 2019年4月5日(金)- 4月14日(日)
開催時間 : 11:00 – 20:00
会場   : B-SIDE
住所   : 東京都渋谷区神宮前5-11-2
入場   : 無料

https://www.instagram.com/reebokclassicjp/
https://twitter.com/ReebokCLASSICjp

リーボックは、伝説のデザインチーム RAC の未公開アーカイブ、日本初上陸の貴重な作品が集結した Reebok 90s House を原宿に期間限定オープン