トム・サックスが新しくデザインしたナイキ マーズ ヤード オーバーシューを含むコレクションを 2019年4月27日(土)から順次発売


今回のコレクションには、「Tom Sachs(トム・サックス)」が新しくデザインした「NIKE MARS YARD OVERSHOE(ナイキ マーズ ヤード オーバーシュー)「NIKE x Tom Sachs Poncho(ナイキ x トム・サックス ポンチョ)」「NIKE x Tom Sachs BEANIE(ナイキ x トム・サックス ビーニー)」などが含まれる。

「NIKE MARS YARD OVERSHOE」を制作したきっかけは、冬の終わりに足が冷たく濡れてしまうという簡単な理由からだった。

「Tom Sachs」は次のように話している。

「マーチ ヤード(=3月の裏庭)というニックネームがつけられたナイキ マーズ ヤード オーバーシューは、ニューヨークで最も悪天候とされる3月のために作られたシューズです。その時期はいつも雨が降り、足が濡れたままになってしまうからです。」

この話はシンプルにみえて、実際はもっと複雑で、試行錯誤と質問、回答の繰り返しだった。「Tom Sachs」は経験から学び、より正確にものを作り、直接的に試すことによって学ぶ。彼は、彫刻家として有名になり、今では様々なメディアを用いた作品を制作し、ありのままの素材と、物事の仕組みの根底にあるものを大切にしている。
ナイキクラフトとして知られる「NIKE」とのコラボレーションも例外ではない。

「Tom Sachs」は次のように話している。

「ナイキクラフトは一つの形容詞であると言えます。これは、ナイキだけが作ることができるものと、サックスだけが作ることができるものの組み合わせを意味します。フィフティ、フィフティであり、実
直な美の表現でもあります。」

「Tom Sachs」が初めて手がけた「NIKE」のプロダクトは、2012年に発表され、それ以降彼のフットウェアは拡大している。これらの経験から、彼は自分の興味のある分野について疑問を明らかにするということを学んでいった。これは、モノの機能性についての限界を押し破ることにもつながる。

「Tom Sachs」は、何がうまくいくのかというだけではなく、どれだけそれがうまくいく可能性があるのか、ということまで常に厳しく追及する。これにより、「NIKE」のデザイン的な思考を中断させることもあるが、「Tom Sachs」はソリューション開発に新しい視点を盛り込むことを得意としており、自ら新しい切り口を見つけていく。そういう意味でも、ナイキクラフトはフィフティ・フィフティの関係で成り立っている。

「Tom Sachs」は次のように説明する。

「スタジオで何かを作ることはとても簡単です。一つずつものづくりができるという環境にも恵まれ、その利点もあります。しかし、ナイキ的な方法でものづくりをする時には、大量生産にも対応しなくてはいけません。アーティストとして、ナイキが私に与えてくれた最高のことは、私のクリエイティブプロセスを拡張する能力であり、“これは制約要素ではない。考える方法は他にもあるのだ”という考え方につながりました。これは大変価値のあることです。私にとって最大の挑戦は、このような背景から実現できました。」

「Tom Sachs」は最初に作った「マーズ ヤード シューズ」が、日々の過度な使用には耐えられないことに気づいた。
摩耗試験者としての彼の経験が認められ、「Tom Sachs」のスタジオは「NIKE」史上初の都会の摩耗試験センターとなり、2017年発売の「NIKECRAFT MARS YARD 2.0(ナイキクラフト マーズヤード 2.0)」につながった。

初代で使ったヴェクトラン素材のアッパーに代わり、ポリエステルを縦に編んだトリコットメッシュを使用し、都会の環境での使用に適するように、アウトソールのパターンも逆にしてある。

「NIKECRAFT MARS YARD 2.0」は悪条件に適合するように作られたモデルで、「Tom Sachs」の最新の「NIKE」とのプロジェクトである「NIKE MARS YARD OVERSHOE」は、このプロセスの延長線上にある。「Tom Sachs」は、悪天候によって濡れて冷たくなった足へのフラストレーションに対応するという課題の答えを出すことを通じて、ボートのロープや帆に使われている高強力な繊維のダイニーマ素材を使用するというソリューションに至った。

様々な経験を生かし、多様な機能性を盛り込むことができた。「NIKE MARS YARD OVERSHOE」をずっとつけていると、悪天候からの防備になるが、それを巻いて下に下げることで内部の温度上昇にも耐えられる。

2つの形に変えられることで、ニューヨークの3月の天候に適したものとなり、ストリート、地下鉄、さらにはファッションとしてもシックな仕上がりになっている。アウトソールの接地面に小さな切れ込みを入れた新しいソールのパターンは、ニューヨークの冬を熟知しているからこそ生まれたデザイン。「Tom Sachs」の他のプロダクトと同様、「NIKE MARS YARD OVERSHOE」は素材や製作工程の実直さにアーティストの感性がバランスよく配合されたものとなっている。

「NIKE MARS YARD OVERSHOE」以外にも「NIKE x Tom Sachs Poncho」がある。一見、脇のストラップで調整ができ、たくさんの収納ポケットがついたウェストパックにも見えるが、前部にある安全ボタンを解除して色がついたコードを引くと、雨風を遮るポンチョがパラシュートのように開く仕組みとなっている。脇のスナップを止めれば、悪天候の中でもより安心して過ごすことができる。

「NIKE MARS YARD OVERSHOE」と「NIKE x Tom Sachs Poncho」、「NIKE x Tom Sachs BEANIE」は2019年4月27日(土)からNIKE.COM/NIKELAB、SNKRS、NIKELAB MA5、DSM GINZAで順次発売予定。

NIKE MARS YARD OVERSHOE “Tom Sachs”
発売日  : 2019年4月27日(土)
価格   : 59,400円(税込)
販売店舗 : NIKE.COM/NIKELAB、SNKRS、NIKELAB MA5、DSM GINZA

NIKE x Tom Sachs Poncho
発売日  : 2019年4月27日(土)
価格   : 54,000円(税込)
販売店舗 : NIKE.COM/NIKELAB、SNKRS、NIKELAB MA5、DSM GINZA

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