いきなり大きな画像ですみません。
このインソールを見てピンときた人がいたら相当なPUMA好きです。
今日は 90681S についてお話ししたいと思います。
このスニーカー、今はPUMA SUEDEという名前で知られていますが、当時はその名前が正式名称では
無かったんです。
今では スウェード クラッシック+などという名前が正式名称になっていますが…。
実はこのスニーカー、CLYDE ( Walt Frazier。NBA NY KNICKSのプレーヤーのニックネーム)と基本的に
同じなんです。 1979年に Walt Frazierとの契約が切れた後もPUMAは同じデザインのシューズを作り続け
ました。
契約が終了していますので、PUMA NO.1 Logoの下に “CLYDE”のロゴを入れることは出来ません。
だから、ブランクになっています。
いつしかこのスニーカーは PUMAのスウェードのスニーカーと呼ばれるようになり、
今皆さんが良くご存知の PUMA SUEDEという名前に変わっていきました。
このブラック/シルバーの品番が『90681S』です。 このカラーだけで5回のマイナー チェンジが
あったことはいつか紹介出来れば、と思っています。
最後に珍しい画像でこのスニーカーの特徴を紹介します。
ラバーのソールは格子状にくり抜かれています。
こうすることで、軽量化を図ると共に格子一つ一つに空気の入った部屋が出来ます。
着地の際に格子状になっている部屋が潰れることによって衝撃を吸収し、ラバーが元の形に
戻ろうとする時に反発性が生まれます。 バスケットシューズとしては理にかなった構造と言えます。
これは1980年代に旧ユーゴスラビアで生産されていたVintageですが、ソールのゴムが硬化していたので、
思い切ってソールを剥がして構造を確かめました。
中々こういう画像を見る機会は無いと思いますので、スニーカー好きの方には是非見て頂ければと思ってい
ます。