ナイキから、シューレースが自動で締まるHYPER ADAPT 1.0が日本で発売決定


「NIKE(ナイキ)」のデザイナーである「ティンカー・ハットフィールド」は次のように話している。

「ナイキにとってイノベーションとは、明日を夢見ることではなく、明日に向かって加速していくことです。アスリートのことを誰よりも熟知しているナイキだからこそ、彼らのニーズを予想することができます。時には、誰かが何かを想像するよりも先に、現実のものにすることもあります。」

「NIKE HYPER ADAPT 1.0(ナイキ ハイパーアダプト 1.0)」は、ナイキの最新のフットウェア技術、アダプティブ・レーシングを使った初めてのフットウェア。デジタルや、電子及び機械技術の膨大な研究結果をもとに、動くことに適したプロダクトになった。今までの”フィット感”のあり方にも疑問を投げかけ、それぞれ人によって異なるシューレースの締め具合に応じる究極のソリューションを提供する。

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この機能がアスリートの集中力を妨げる要素を減らしてくれる。ナイキのシニア・イノベーターでこのプロジェクトを技術面でリードした「ティファニー・ビアーズ」は次のように説明する。

「足を入れると、かかとがセンサーにあたり、システムが稼働して紐が締まります。その脇に2つのボタンがあり、紐をきつくしたりゆるくしたり、自分の好みに調整することができます。」

「ティンカー・ハットフィールド」によると、このイノベーションはアスリートのギアに関する永遠の悩みである、シューレースの微調整を素早く行うことを可能にするもの。紐をきつく締めすぎて足に無駄な圧をかけてしまったり、ゆるく結んだために足が滑ったりすることは、もう過去の話。正確かつ一貫して個人の好みに合わせた締め具合が、一瞬の操作で可能になる。

「試合中にも足は大きなストレスにさらされるので、シューレースの微調整はとても大事なことです。」

とハットフィールドは話す。

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「ティファニー・ビアーズ」は、このアダプティブ・レーシングの実現を夢見ていた「ティンカー・ハットフィールド」と話をした当初から、この仕組みについて考え始めた。「ティンカー・ハットフィールド」は「ティファニー・ビアーズ」に、既存のアイディアを模倣するのではなく、”より洗練されたものを作り出すための最初の一歩”となるものを考えて欲しいと依頼した。もう一人このプロジェクトに関心を示したのは、第3の協力者となり、設計面での助言を行ったナイキの社長兼CEOの「マーク・パーカー」だった。

開発途中でエンジニアたちと案を練りながら、「ティファニー・ビアーズ」の理論を試した。初めて出来上がったのは、外側に発電機をつけたスノーボードブーツだった。理想とかけ離れてはいるものの、体と一緒に動き、アスリートが受けるのと同じ力を吸収するテクニカルな部品を小さなスペースに収めるという、「ティファニー・ビアーズ」と「ティンカー・ハットフィールド」が見据えたゴールに到達するための最初の一歩となった。

2013年には、「ティンカー・ハットフィールド」と「ティファニー・ビアーズ」はいくつかの新しいシステムを生み出した。数々の試作品開発と試験ののち、足の下に部品を配置し、シューレースを動かす仕組みが出来上がった。2015年4月に「ティファニー・ビアーズ」は、自動的にシューレースが閉まる「NIKE MAG(ナイキ マグ)」というシューズを、映画の中でそのシューズが登場した10月21日に向けて作ることを託される。この製品の登場が、ナイキの新しいアダプティブ・レーシング技術のお披露目となった。それから間もなくして、当初の目的であるスポーツ向けのシューズとして完成を遂げた「NIKE HYPER ADAPT 1.0」がその技術の進歩を裏付けた。

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「アスリートの変化に伴ってプロダクトも変化していくという未来への足がかりになるでしょう。」

と「ティファニー・ビアーズ」は話している。

「ティンカー・ハットフィールド」は次のように話している。

「その瞬間に応じたカスタムフィットを提供できるアダプティブ・レーシングが、アスリートのためにできることは多々あるはずです。リアルタイムで体が必要とすることを、シューズが感じ取れるようになるのはとても素晴らしいことです。これによって、メンタル面での消耗を含む、集中力を落とす様々な要素を取り除くことができ、パフォーマンスの向上に役立つはずです。この先、例えばシューズがシューレースをきつくするべきか、緩めるべきかを感じ取ってくれたらすごいことではないでしょうか。足を素早く動かすために、よりぴったりとしたフィットが必要だとシューズが感じ取った場合は、自分では普段締めないぐらいぴったりと締めることもできるのではないか。今はこうしたことを考えています。将来的に実現されることでしょう。」

「NIKE HYPER ADAPT 1.0」は体に対応して機能を提供する未来への第一歩。現在はまだ手動でアスリートがコントロールするが、かつて夢見ていたコンセプトである、足とシューズが共生しているような関係を生み出す技術の自動化が、現実のものへと近づいている。

「NIKE HYPER ADAPT 1.0」は2色展開で、Nike SNKRS、ナイキ原宿、NIKELAB MA5、DSM GINZAなどで2017年9月23日(土)に発売予定。
詳細はGONIKE.ME/HYPERADAPTでアップデートされる。

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NIKE HYPER ADAPT 1.0
発売日  : 2017年9月23日(土)
カラー  : 2色展開
価格   : 81,000円(税込)

お問い合わせ
NIKE カスタマーサービス : 0120-6453-77

» GONIKE.ME/HYPERADAPT