BACK FOR THE FUTURE.
ナイキはマイケル・J・フォックス財団やオリジナル映画クリエイターたちの協力により、パーキンソン病のない未来を目指すプロジェクト「BACK FOR THE FUTURE」を開始した。
これまで想像上の産物であった2011 NIKE MAG シューズ1500足を www.nikemag.eBay.com でオークション販売(米国でのみ)し、その純利益総額をパーキンソン病の克服に取り組むマイケル・J・フォックス財団に寄付することを発表。
マイケル・J・フォックス氏は、「パーキンソン病関係者、スニーカーマニアと『バック・トゥー・ザ・フューチャー』のファンという、それぞれに情熱を持つ3 つのグループの人々をつなげるこのプロジェクトに興奮を覚えます。この支援により、パーキンソン病治療法の解明という目的にさらに近づくことができるでしょう」と述べている。
ナイキCEO のマーク・パーカーは、「『これまで作られることのなかった最高のシューズ』、そして、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」に寄せられる人々の熱意を前向きな動きに変えたいと思っていました。そして、長期的には財団がパーキンソン病の撲滅という目的を果たせるよう、ナイキの創造力を生かしてこれまでにないほど認知を高めていくことを目指しています」と述べている。
「バック・トゥー・ザ・フューチャー」のクリエイティブチームは、2011 NIKE MAGシューズの展開によってフォックス財団を支援したいというナイキの意図を聞きつけ、製作総指揮のフランク・マーシャルの指揮により、オリジナル版の「バック・トゥー・ザ・フューチャー」とその登場人物に敬意を寄せて「失われたエピソード」を製作することになり、この中には、2015年を訪れ戸惑うマーティを周囲になじませようとするブラウン博士の様子も描かれている。
オリジナル版に出演したクリストファー・ロイドやドナルド・フリラブが愛着のある役を再演したのに加え、俳優のビル・ヘイダーとバスケットボールのスター選手、ケビン・デュラントが店員と客の役でバック・トゥー・ザ・フューチャーの歴史に一味添えている。NIKE MAGのオリジナルシューズをデザインし、2011年版のNIKE MAGシューズの開発を監督し、現在ではナイキのデザイン担当副社長をつとめるティンカー・ハットフィールドは店のマネージャーの役に扮しており、ロイドが間違った時代に降り立ったことと、パワーレースつきのNIKE MAGは2015年にならないと発売されないことをそっけなく伝えている。
ナイキ初の充電可能なフットウエア2011 NIKE MAGは、「バック・トゥー・ザ・フューチャー2」に登場するオリジナル版の精巧なレプリカで、アッパーの描く曲線、光るLED パネルとストラップのNIKE の電光表示まで全く同じ外観になっている。オリジナル版との唯一の違いは、足首とつま先をより快適にするためにフォームのサポートを追加したことのみ。2011 NIKE MAG は、ハイトップの「耳」部分をつまむことで発光し、1回の充電で5時間光り続ける。
ナイキは、1500足の2011 NIKE MAG シューズをパーキンソン病研究のため、マイケル・J・フォックス財団に寄付しており、これらのシューズは、米国からのみ、9月18日までwww.nikemag.ebay.com で購入できる。eBayの選りすぐれたデザイナーやブランドによるファッションイベントのためのサイト、Fashion Vaultからアクセスできる。さらに、何億もの人が自分の気になる団体に容易につながり、寄付ができるようになる、ebayの革新的なオンライン慈善プログラムeBay Giving Works でもこのシューズが紹介されている。このオークションはマイケル・J・フォックス財団のためのオークションコーズ(Auction for Cause for the Michael J.Fox Foundation)が運営している。
マイケル・J・フォックス財団
世界最大の民間資金に基づくパーキンソン病研究のマイケル・J・フォックス財団は、パーキンソン病撲滅の推進と、現在この病気と闘う患者のための治療の改善を目的としており、活発な資金投資と的を絞った研究プログラムに加え、科学者、パーキンソン病患者、ビジネスリーダー、治験参加者、ドナーやボランティアとの世界的な交流の積極的な推進を行っている。同財団は、これまで2億5千万ドル以上の資金を提供してきたことに加え、治療法の解明にも大きな影響を与えている。当財団は、世界的なパーキンソン病研究のハブに位置しており、業界リーダー、学術関係者、政府の研究助成金提供側との画期的な協力関係を生み出したり、個人に合わせて作られたオンラインツール、フォックス・トライアル・ファインダーによりパーキンソン病の治験参加者を増やしています。また、有名人を起用したアドボカシー(擁護・提唱)、イベントや活動などでパーキンソン病の認知を高めたり、世界中、数万人いるチーム・フォックスメンバーによるグラスルーツ活動の調整なども行っている。2012年12月31日まで行われるセルゲイ・ブリンとアン・ウォージットスキー夫妻による「50 ミリオン・ブリン・ウォージットスキー・チャレンジ」では、マイケルJ フォックス財団に贈られる新規、継続または追加の募金1ドルごとに、同額が追加で寄付されることになっている。