mita sneakers 国井氏 x atmos 佐藤氏 「Reebok CLASSIC」インタビュー
– Reebok CLASSICにおけるレトロ ランニングの魅力についてお聞かせください。
mita sneakers 国井氏氏(以下:国) 完成度の高い復刻モデルやCERTIFIED NETWORKによる世界中のキーアカウントとのコラボレーションモデルのリリースにより「CLASSIC LEATHER」や「INSTAPUMP FURY」など、Reebok CLASSICのランニングモデルに対する注目度はどんどん増しているように思えます。このように1つのプロダクトに対し多種多様なアプローチで表現する「Reebok」ならではのスタンスはスニーカーシーンを熟知している世代は勿論、現在のスニーカーヘッズに至るまで、ヘリテージ性と言う普遍的価値だけではなくコンテンポラリーな付加価値の同時提案がReebok CLASSICランニング最大の魅力だと思います。また「VENTILATOR」や「GL6000」「LX8500」等、まだまだ掘り下げられていない名品達も数多く存在するので、どのような形で新たに日の目を浴びるのか本当に楽しみです。
atmos 佐藤氏(以下:佐) 「Reebok」のレトロ ランニングの魅力は、レトロと言いながら、テクノロジー感を感じられるところかなと思います。例えば「GL6000」や「LX8500」に見られるようなプラパーツやヒールにリクレクター素材を使っていたりするので、そのあたりが他のブランドとの差別化がうまく出来ているんじゃないかなと思います。
– 80s、90sのレトロ ランニングブームだと巷では騒がれていますが、その中でReebokのレトロ ランニングは他のブランドと比べどのように思いますか?
佐 「Reebok」というブランドの世界観というものがしっかりあるので、比較することは難しいんですけど、モデルによって全然表情が違うので、同じようなコンセプトでモノを作ったとしてもスタイル毎に全く違う見え方をしているということがReebok CLASSIC ランニングの面白いところで、「CLASSIC LEATHER」でやったことをそのまま「GL6000」に持ってきても全然違う靴に見えるだろうし、それが「LX8500」だったら更に違う靴になるだろうし、一つ一つのデザインが独立しているというか、きっちり”立っている”というところが「Reebok」の良いところなんじゃないかなと思います。
国 80年代にリリースされた「GL6000」「LX8500」「「CLASSIC LEATHER」、90年代にリリースされた「VENTILATOR」「INSTAPUMP FURY」等の「Reebok」が誇る名作は、イギリスで誕生したスポーツブランドである「Reebok」らしい機能性とデザイン性を兼備した”プロダクトデザイン”というストロングポイントを全面に打ち出したアプローチで、リリース当時のスニーカーシーンに衝撃を与えました。これらのモデルは既存のシーンや概念を覆すインパクトを残し、スニーカーに対するユーザーの価値観を大きく変える事に成功したと言っても過言では無いと思います。このようにプロダクトの魅力を表現する、その時代に合ったアプローチこそが他のブランドとReebokレトロ ランニングの違いであり、良さでもあると思います。これは現在のCERTIFIED NETWORKにも継承され、この新たな手法を取ったプロジェクトは世界中のスニーカーヘッズを魅了し続けていると思います。
» http://shop.reebokjapan.com/