現代のフットボール界における活躍に目が離せないプレーヤーである、フランス生まれの「Paul Pogba(ポール・ポグバ)」は、ピッチの内外でも人々の注目と称賛を集める存在。電撃的、早熟、さらに一目でそれと分かる強烈な髪型の若きミッドフィールダーは、「Juventus(ユヴェントス)」に籍を置く人気のスター選手であり、”モダン・ヒーロー=現代の英雄”としてまさしく”アイコニック プレーヤー”へと上り詰めようとしている。
「UEFA EURO 2016」がフランスで開催されるのは、前回1984年より実に32年ぶり、三度目となる今年6月に、ドイツ人フォトグラファーの「Jürgen Teller(ユルゲン・テラー)」を含め、すべての人々の視線が人気絶頂の「Paul Pogba」へと集まっている。
「adidas(アディダス)」は、アスリートたちとそのファンの間に生まれる動的なエネルギー、そして熱いつながりをとらえるべく、「Paul Pogba」と旅路を共にするという仕事を「Jürgen Teller」に依頼し、同大会への期待感が高まっていく中、ポートレートやスチールを混在させるかたちでアイコニック プレーヤーを記録してきた。その結果、21世紀のフットボール界においてダイナミックかつエキサイティングなパーソナリティとされるプレーヤーの生々しく、親密なポートレート — さらにアート、ファッション、そしてスポーツの稀に見る融合を目にすることとなった。
この度「Jürgen Teller」が撮影した写真の数々は、出版物のコレクションとして独占公開されるが、「UEFA EURO 2016」開催期間中には、ショーケース及び限定誌「Zine」で、パリでのデビューを飾る。
今回の写真プロジェクトは、「Paul Pogba」と「adidas」による最新のコラボレーションとなるもので、同社では2016年3月、この23歳のスター選手と長期にわたるパートナー関係を結んだばかり。
「Paul Pogba」は次のように述べている。
「今回、初めてスポンサー契約にサインした訳だけど、自分にとって非常に重要な決断となったよ。アディダスを選んだ理由は、お互いに情熱と価値観を共有しているから。ピッチ内外関係なく、アディダスと自分の間には同じヴァイブ(オーラ、雰囲気)を感じている。音楽、ダンス、ファッションは大好きだけど、自分にとって最大の情熱はフットボールだし、自己表現と新たなフロンティアを探るためのスペースを与えてくれるブランドを求めていたんだ。アディダスこそ、自分と同じ目標を持つパートナーだと思っている。」
「Paul Pogba」と「adidas」が共同プロデュースした製品を含むコラボレーションの筆頭を飾るのは、彼にとって初のシグネチャースパイクとなる、シューレースを持たない「ACE16+ PURECONTROL」モデルで、「Paul Pogba」お気に入りのブラックとゴールドの二色をデザインしている。ごく限られた数しか作られないこの特製スパイクは、プレーヤー自身へと独占的に贈られる予定。
マットブラックのアッパーにゴールドのソールプレート、そしてアイコニックなスリーストライプスのディテールもゴールドでまとめたスパイク — そのインソールには「adidas」と「Paul Pogba」のパートナーシップの核心へと語りかけてくる特別なメッセージ「I’m Here to Create.」が記されている。
フットボール選手としてのキャリアをスタートして間もない頃から”マーヴェリック(異端児)”として知られてきた「Paul Pogba」。フランス国内のクラブ「Le Havre AC(ル・アーヴルAC)」から登場したアイコニックなミッドフィールダーは、飛躍的成長を遂げることとなる。「Juventus」に移籍してからの「Paul Pogba」は、リーグ優勝を3回にわたって獲得、国内カップのトロフィーも3個獲得、2013年「FIFA U-20 ワールドカップ」では自身が所属する代表チームの優勝に貢献し、2014年「FIFAワールドカップ」では最優秀若手選手賞を獲得する活躍ぶりは目覚ましく、2015年には国際プロサッカー選手会の「ベストイレブン」にもその名を連ねるに至った。
弱冠23歳の「Paul Pogba」は、見事な体格、圧巻のテクニック、そしてピッチ上で自らを駆り立てるバランス感覚を兼ね備えている。ドリブルのテクニックに加えて、彼の身体の大きさそのものが対戦相手を圧倒する。「Juventus」のシステムにおいても、この精力的なミッドフィールダーは、チームに欠かせない不屈のエンジンとなって、驚異的なパス範囲はもちろん、瞬時のボールコントロールからゴールを生み出す能力を誇っている。
「Jürgen Teller」は、その世代では最も広く知られ、深い影響力を持つフォトグラファーのひとり。クールで無愛想、インフォーマルな(形式にこだわらない)ポイント・アンド・シュート(オートフォーカス)のスタイルで知られる「Jürgen Teller」は、現代生活における率直さと陳腐な部分の両方をその写真の中にとらえてみせる。世界有数のギャラリーに作品が飾られるアート・フォトグラファーとして尊敬を集めるだけでなく、「Wマガジン」、「ヴォーグ・パリ」、「032C」、及び「システム」等のバラエティに富んだ出版物への寄稿者としても知られる「Jürgen Teller」は、その独特の美意識とともに”コンテンポラリー・レジェンド=現代の伝説”と呼ぶにふさわしい存在。また、熱心なフットボールファンとして「Bayern München(バイエルン・ミュンヘン)」及びドイツ代表チームの両方に忠誠を誓うサポーターでもあり、フットボールに焦点を絞った数多くの記事や書物を出版している。