A-1 CLOTHING 真柄氏に「adidas Collectors Project」についてインタビューを行った。
– アディダス本社があるベルリンで会った5人の印象は?
真柄氏(以下 真 :) ニューヨークのOperator EmzはRUN DMCみたいな人で、何やってるか聞いたんですけど、DJやってるって言っててYOUTUBEみたら、ホントに7インチでずっとDJしているような人でした。ロンドンのRobert Brooksはラスタの人で日本に来た時に、僕がやっているハーレムのイベントにも遊びに来てくれてたみたいで、その時の動画も見せてもらいました。レゲエが本当に好きで、僕もレゲエやっていることを知っていたのでドイツでも仲良くしてくれました。ベルリンのSneakerqueenはスニーカークイーンと呼ばれていて、アディダスフリークの中では有名な人で、この人は本当にアディダスが好きですね。トゥルクのRalf Tiittanenは物静かなんですけど、アディダスが好きというのが、ひしひしと伝わってきましたね。笑 なので、それぞれのキャラクターが靴に出ているのかなという印象でした。
– アディダスからのオファーはどのように来たのですか?
真 : アディダスがコレクターの人にそれぞれが思うアディダスを反映して作ってもらいたいということから始まったプロジェクトで、日本からは僕が選ばれてしまいました。実際は僕なんかよりずっとすごいアディダスのコレクターの方がいらっしゃると本当に思うんですよね。実際にYouTube見ても完璧な状態のデッドストックのゴールデンサイズを何足も持ってたりとか、アディダス愛をすごく感じる人達がいっぱいいますからね。
– アディダスのどのようなところに惹かれますか?
真 : 何がきっかけでスポーツのシューズがファッションに転化したのか分からないですけど、オリジネーターですよね。ナイキよりも先。アメリカから発信したモノが日本に来ていますが、それがファッションとして成り立つ格好良さというのが普遍の良さだと思います。一番歴史もあるし、もちろん時代に沿って格好良いモノを作っていると思いますし、昔のアーカイブを引っ張りだして今落とし込んでも本当に新鮮だと思います。なので、その普遍の良さがアディダスに惹かれるところの一つです。
– 他のスリーストライプコレクターの制作したスニーカーを見てどのように思いますか?
真 : ニューヨークのOperator Emzの靴はRUN DMCからインスパイアされている、本人もRUN DMCみたいな格好と言ったら怒るかもしれないですけど、本当にRUN DMCそっくりなんですよね。笑
ベルリンのSneakerqueenはアディダスのバスケシューズが好きなんですかね。ずっとこの靴好きって言ってて、やっぱり作るとこうなるのか。という感じです。シュータンの裏もユーイングのロゴからインスパイアされてSneakerqueenって書いてあったりします。
ロンドンのRobert BrooksのZX550は90年代に入ってからの靴だと思うんですけど、ヨーロッパではその当時から人気があって、この中では唯一ハイテクを取り入れている靴ですけど、今回の靴を見るとローテク感も出ているので、すごい良いバランスをカラーリングで表現していると思います。
トゥルクのRalf TiittanenのBAHAMASはメジャーではないんですけど、渋いじゃないですか。笑 モデルも渋いしカラーリングも渋い。地名シリーズって他のブランドも出していると思いますが、アディダスの地名シリーズって何か思い入れがあるんですよね。地名シリーズで集めているコレクターもいるかもしれないし。バリエーションのあるモデル名もアディダスの魅力の一つかなって思います。やはり昔からあるブランドにはそれなりのストーリーもありますよね。
– 最後に今回のプロジェクトの感想は?
真 : アディダスと言えばサッカーシューズ、ブンデスリーガとか、そういう時代から大好きで、昔から憧れのブランドと一緒に出来て本当に幸せです。
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